観光客にたかる物売りたち 2


大体日本人と見ると物売りたちは市価の50倍から10倍をまずふっかけているらしい。


同じ土産物を別の物売りから値切って買った客がバスに戻って来て、同じものを30ルピーといっているのを聞いて、「畜生俺は100ルピーで買ってしまった」とくやしがっているが後の祭りです。


物売りにとっては日本人は最高のお得意様です。


そのわけは、まず、インドの物価水準が日本に比して格段に低いので、インドの上産物を円貨換算すると何でも安いと感じてしまう。

観光客にたかる物売りたち 1


インドの旅で驚くのは物売りの多いこと。


日本人は金持ちで気前がよいことが知れ渡っているのか、街中を歩いていると、これらの人々がどこからともなく現れて、しつこくつきまとい、声をかけてくる。


タジマハールで有名な観光都市アグラでは日本人一人につき二人の物売りがお供につきまとってくる。


バスを下りてから寺院や城門に至る道の行き帰りに、商品を目の前につきつけ、かたことの日本語で「コレニツデ1000円OKし「ミルダケドウゾ」「コレ1000円NOTタカイ」そのうち「コレニツデ100ルピー(約800円)」「コレニツデ50ルビーOK」と値段を下げてくる。


しつこさにたまりかねた観光客がバスに逃げ込むと窓をたたいて、はじめて適正な価格をいって「コレ30ルピーOK」と最後の訴えをする。

買い物のアドバイス 2


外国では、買い物をするとき値切るのが当たり前になっている国が多い。


値切りは現地の商人を相手に行なう一種のゲームであり、ある程度のテクニックと忍耐が必要。


金額が張るものを買う時は、出発前に大体の相場を調べておくのがいいでしょう。


外国で買い物をすると、時々お釣りを間違って渡されることがあります。


計算違いは、その場で誤りを指摘して解決しよう。


お金をごまかされたという悪感情を残して帰国するのは、お互いによくない。


旅行者に老っては見慣れない外国の紙幣は間違えやすいものだ。


特に米ドルは1ドル、5ドル、10ドル、20ドル、50ドル、100ドルと金額が大きくなっても、紙幣のサイズ、色、デザインがほとんど同じで、金額の数字だけで見分けるので大変だ。


高額の紙幣でお釣りをもらう時は「フィフティ・ダラーズ」(50ドルだよ)と、金額を口に出して相手の注意をひくといい。

買い物のアドバイス 1


中年の女性がシドニーの宝石店でブラックオパールを買った。


定価9000豪ドル(約100万円)を5470ドルにまけてもらって買ったが、後でよく調べてみると、石が斜めにひずんでいるのが分かった。


ブラックオバールは高価なものであり、なかなか手ごろな値段でよいものは見つからないものだ。


高級品については州政府が七日間のクーリングオフ期聞を設けているので、この女性は店主と交渉して返金させることができた。


宝石類を買うつもりの人には、ルーペを持って行くことをお勧めする。


ルーペを通して見ると、肉眼では見えない小さなキズなども見えるので、目前の宝石の魅力で熱くなった頭を冷やし、冷静な態度でショッピングができるでしょう。


買ってしまってから返品して代金を取り戻そうとしても、このようなクーリングオフ制度のないところでは断られることが多い。


それなりの大金を払うのだから、慎重に上手なショッピングをしたいものだ。

前回の続き

何でもよいから仕事があればよい、取ってくればよいというものではありません。


銀行業務を例に取ってみると、単に預金が集まればよいというものではありません。


定期預金ばかり集めたのでは安定性はあるが銀行側の経営サイドから見れば資金コスト、仕入れコストが高くつく。


だからといって当座預金ばかり集めたのでは利息はいらないから資金コストは安くついても、預金者にいつ引き出されるかわからないという流動性が強すぎる。


この中間に積立て預金が位置づけされるでしょう。。


一年なり二年なり積立て契約をすれば、中途解約者はあるにしても大半の預金者は継続する。


そして、来月はいくら、来々月はいくらと集まってくる預金の目安がつくというものだ。


だから銀行の預金担当の管理者は、このバランスを考え、同時追及できるように計画を組んでもらわねばならない。


このほか輸出と内需のつりあい、新規客と固定客の同時追及というように考えるべき命題は多い。


銀行マン

銀行マンは金を集めるだけが能ではない。


「深い穴を掘るなら広く掘れ」といわれる。


たしかにそう。


針や火箸の先でつついても、たかだか掘れる深さは知れています。


深い穴を掘るなら、それに応じた広さが必要だ。


広いけれど浅いでも困るし、深いけれど狭いでも困る。


広く深くを目標にしたいものだ。


書物に例をとって、この方法論を説明しておくと、見書と読書のバランスを取ることだ。


なんでもかんでもたくさんの本を読むということは時間的にも困難だ。


週刊誌のたぐいはペラペラと頁をめくって見書しておくことだ。


これに対して、ポイントになる専門書は数冊を深く読書してゆくように心掛けることだ。


仕事でもそうだ。


ていねいに仕事をするから遅いでは困る。


逆にすばやいからといって雑でもいけない。


一流のプロは、ていねいに、しかもすばやく同時追及できると定義してよいでしょう。


仕事の取り方でも同じことがいえよう。

プロになると

プロになると、歩ひとつの動きにも全神経をはりめぐらせる。


ソロバンの下手な人は、使ったソロバンも出しっぱなしだが、ソロバンの名手、日本一ともなると、使った後ていねいに手入れをしておく。


珠のはじきが違うからです。


それでまた、ますます力の差が開くことになります。


字の下手な人は、字くばりも考えずに、ぞんざいに書きなぐるが、上手な人は、字くばりはもちろんだが、一筆、一筆ていねいに筆をおろす。


それで天地ほどの差がでてきます。


プロの商売人は、客に出会うと立ち止まって、ていねいにお辞儀をする。


ていねいとは、先様よりゆっくりめに頭をあげることです。


そして、客のために小回りもきかせるものです。


このように一流への道は、ほど遠いところにあるのではなくて、あなた自信が、小さなことを大切にする姿勢が取れるかどうかにかかっています。

繁盛する店

小さなことを大切にしている店が繁盛しています。


P・C・Aを忘れずにということもなかなか守られない。


P・C・Aとはプリーズ・カム・アゲインの略で、「どうぞ、またお越しくださいませ」の意味だ。


お客に品物を渡しながら、「ありがとうございました。


またどうぞお待ちしております」といって、にっこりほほえむ動作だ。


バーなら、さしずめ帰り際の客に片手をそっと相手の腕にかけ、「今度はいつきてくれはりますP」というような言葉をなげかけるわけだ。


このひと言だけでも売上高は3パーセントくらいちがうといわれるが、できていないところが多い。


小さなことを大切にせよというと、重箱の隅をほじくるように、小さなことにこだわってばかりいなくてもいいじゃないか、というような反論がかえってくることがあります。


しかし、この反論は誤りで、心くばり、配慮の姿勢を忘れています。


本当に一流は小さなことを大切にするものだ。


将棋に例をとると、アマチュアは飛車とか角を後生大事にするが歩の扱いが荒っ潔い。


どうかすると、歩のひとつ、ふたつが落ちていてもわからないよ、つな指し方をしています。


歩は裏がかえって金になることはわかっているのに、しようがないものだ。

余分に与えた釣り銭が客を失なう

ビジネスいろはカルタを作ったことがあります。


その中の「よ」のところにこんな文句をあてはめた。


「余分なお釣りを受けとったお客様は、しばらくその店に寄りつかぬ」今、650円の買物をして、千円札を出したとする。


350円のお釣りであるべきところ、店員のミステークで650円のお釣りをくれたとすると、あなたはどうするだろうか。


目の前に広げて、相手も手もとをのぞき込んでいるなら注意もしよう。


そして、多いんじゃない、といって返すでしょう。


しかし、何気なく受け取ってポケットへ入れて歩き出す、途中でふと数え直してみると多いというような場合ならどうする?


走り出すわけにはいかないが、少し足を早めて、そこを立ち去るのではないだろうか。


そして時効になるまでというとオーバーだが、しばらくその店に寄りつかないのではないでしょうか。


うっかり翌日でも行ったときに、「お客様、まちがっていたら申し訳ありませんが、昨日、余分にお釣りをお渡ししていませんか」などといわれると耳が真っ赤になってしまう。


君子危うきに近寄らずの精神で、忘却の時間が経過するまでその店から遠ざかるのが人情だ。


さて、この場合店としてはダブルパンチで損をしているわけだ。


お釣りを余分に渡して損をして、くるべきお客を逃がして損をしていることになります。


各販売店では、店員におあずかりしたお金を換呼するように訓練しているのだが、なかなか徹底しない。


「千円おあずかりします」「千円おあずかりいたしましたので、350円のお返しでございます」というように、いわなくてもまちがわないと思ってばかにするのが、まちがいのもとです。

知能の高い人

靴みがきの青年やラーメン屋の店員のなかには、博士号取得者よりも知能の高い人が混じっていることはまちがいありません。


知能は人並みでも人並み以上に努力したので、博士号取得者になった人が何割かはいるカらであるそこでまずとりあえずの結論は、知能でも学力でもどちらでもよいそうです。


自分が少しでも得意な方をとって「私の頭はそれほど悪くはない」と思った方が得です。


頭のよしあしは学力で決定するという法律があるわけではないから、どちらでも選択自由なら、少しでも幸福になれる方を選んだ方がよいのです。

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